【予習】2024-03-18⇒2024-03-22【相場材料とチャート】

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前週の値動きと材料の確認はこちらの記事で。

注目の相場材料

次週は政策金利の発表ラッシュです。まず、発表時間と市場予想をおおまかに確認しておきます。すべて日本時間です。

19日 火曜日

・正午頃に日本。総裁会見は15時30分~。マイナス金利解除の可能性

・12時30分にオーストラリア。市場予想では金利据え置き。声明のトーンに変化があるか注目。

20日 水曜日

・27時(21日木曜日の午前3時)にアメリカ。その30分後に議長の会見。市場予想では金利据え置き。

21日 木曜日

・17時30分にスイス。市場予想では金利据え置き。

・20時にトルコ。市場予想では金利据え置き。月末の地方選に向けて追加のインフレ抑制措置がある可能性も。

・21時にイギリス。市場予想では金利据え置き。

・28時(22日金曜日の午前4時)にメキシコ市場予想では利下げ。前回会合で3月以降の利下げを示唆している。

それでは、来週の相場材料を確認しましょう

アメリカ

・まずはFOMC。今回はほぼ間違いなく据え置きとみられています。

CMEのFedWatchツールでは、CPIとPPIを経て利下げ織り込みが少しずつ後退してきています。

見慣れないと分かりづらいかもしれませんが、「いつの会合で(縦軸)、政策金利がどの水準になっているか(横軸)」について、市場がどの程度織り込んでいるか(何%の市場参加者がそう考えているか)を示す表です。たとえば下の画像では右上のマスが「99.0%」となっていますが、これは市場参加者のうち99%の人が「3月20日のFOMCで、現在の金利(下限5.25%、上限5.55%)のまま据え置かれる」と考えるていることを示しているわけです。オレンジ色で丸を付けてあるところが市場が織り込んでいる6月と7月の利下げ確率です。

・アメリカの雇用については、雇用統計だけでなくADPもJOLTSも軟調でしたが、毎週木曜日に発表される新規失業保険申請件数は低水準を維持しているため引き続き数字の推移をみていきたいところ。

日本

日銀金融政策決定会合は、18日月曜日と19日火曜日です。決定内容の発表は19日火曜日の正午前後。植田総裁の会見は火曜日の午後15時半から。マイナス金利解除はすでにかなり織り込み済みと思われ、連日の観測記事に市場の反応は薄くなりつつあります。直近の金曜日などは春闘の好結果を受けて円を「事実で売る」反応もみられており、今回会合でもマイナス金利解除で素直に円買いとはならない可能性があります。

・21日木曜日に貿易収支が発表されます。

・22日金曜日にCPIが発表されます。仮に火曜日の発表内容が「マイナス金利解除」であれば、当然のこと今度は「利上げはいつか」という新たなネタができます。日本勢よりも海外勢のほうが「利上げ期待」で一喜一憂する可能性があり、欧州時間以降に時間差で値動きにつながるパターンもあり得ますね。

中国

・18日月曜日に小売売上鉱工業生産指数が発表されます。両指標は今年に入ってから初めての発表です。

ユーロ圏

・20日水曜日の17時45分ごろにラガルドECB総裁の発言が予定されています。

イギリス

・21日木曜日にBOEの政策金利が発表されます。前回の投票では7人中2人が利上げを支持しており、この内訳の変化にも注目したいところ。

・22日金曜日に小売売上高が発表されます。

チャート確認 ドル円の日足

 ドル円の日足です。昨年末から2月末まで続いた上昇トレンドを突破して146円の半ばまで下落していたドル円ですが、今週は日足の雲に下支えられたような恰好で反発が確認されました。月曜日は材料待ちの揉み合いになったものの、火曜日以降は円売り要因とドル買い要因が相次いだことで4日連続の陽線。金曜日の日足も上ヒゲが短いしっかりとした陽線で引けています。3月に入ってからの下落に対して半値戻しのライン(148円60銭)はあっさり超え、68%戻しのライン(149円10銭)で引けています。さて、次週は日銀会合とFOMC。大きな値動きが予想されますが、上値はそれなりに重いものと思われます。まず、2月後半にサポートとして機能していた149円80銭~150円の水準はレジスタンスとして機能しやすいでしょう。そして、2月も上値を止められていた150円後半から151円を突破していくためにはドル買いか円売りのトレンドが発生する必要があります。ドルについては、CPIやPPIの好結果を受けて利下げ織り込みが若干後退しているとはいえ、FRBの次の一手が利上げではなく利下げであることはほぼ間違いない状況。FOMC後のパウエル議長の会見でよほどのサプライズ発言があれば別ですが、ドルの上値を追うにはそれなりの追加データ(強い経済指標など)が必要になりそう。一方で円のほうは、マイナス金利解除はすでにかなり織り込み済みと思われます。問題は、日銀の次の一手。どんどん利上げできるような状況でない以上、円を買う決め手に欠けます。ただし3月末はレパトリエーション(外国債などの資産を円に戻すこと)が発生するため、日銀の動向にかかわらず円買いが強まる可能性があります。下値余地はありそうですが、日足の雲の下限がある145円半ばで支えられるかどうかはポイントになりそう。

がんばろう!

利確でも損切りでも最後の瞬間までしっかり考えて、自分の脳力を諦めずに前進あるのみ。考える!欲張らない!できる!