Weekend Pip&Tip|2025年7月 Vol.2

今週の為替相場をまるごと復習!

 

今週は、日ごとの相場まとめ「Daily Acorn – 日刊どんぐり」をお届けしてきました。

試運転中のシリーズですが、細かい相場材料はそちらをチェック!

 
そしてこちらの記事では、1週間の相場をサクッと復習 !

その名も「Weekend Pip&Tip(仮)」です!

この記事はで読むことができます。

前週から高値・安値ともに切り上げ!|今週の相場材料とチャート

管理リス
管理リス

今週の高値147円50銭台(前週比 +2円30銭)

今週の安値144円20銭台 (前週比 +1円40銭)

 

今週の値幅約3円30銭(前週 +80銭)
 
週足の実体が147円より上で引けたのは3月31日週以来、14週ぶり

今週の相場を動かした材料は…

管理リス
管理リス

・大きな値動きにつながった材料

・今後の相場にも影響しそうな材料

をダイジェスト版でピックアップ!

 

より細かい材料や、詳しいデータは月~土のランチタイムにお届けしている「Daily Acorn – 日刊どんぐり」で!

7日(月)~11日(金)|週足:陽線

曜日ごとの相場材料

 7日(月)|日足:大陽線   

トランプ大統領 「BRICSの反米政策に協調する国に10%追加関税

▸ どの国のどんな政策を指して「協調」と発言したのか、市場では解釈が分かれている
▸ 新興国通貨だけでなく、対ユーロ・ポンドにもドル買いが波及

日本製品への関税、25%と発表(4月発表の24%から引き上げ)

▸ 初動は「日本トリプル安(円・株・債権)」となったが、次第に落ち着きを取り戻した
▸ 前週にトランプ氏が「30~35%関税」と発言したこともあり、25%は想定内か

 8日(火)|日足:陽線     

豪中銀(RBA)、予想外の金利据え置き

▸ 市場の利下げ織り込みは90%以上だったため、据え置きはサプライズ
▸ 経済情勢がほぼ予想どおりに推移していることから「追加データを待つ余裕がある」との判断

 9日(水)|日足:上ヒゲ陰線  

米政権、ブラジルに50%関税を通知

▸ 米国にとってブラジルは貿易黒字国で、4月発表の上乗せ関税リストには含まれていなかった
▸ しかし、ここまでに書簡で関税を通知された21ヵ国のなかで最大の税率に
▸ 背景には「トランプ氏と親交の深いボルソナロ前大統領の起訴」も(※下記に補足)

 10日(木)|日足:コマ足 陰線 

米失業保険申請件数が4週連続の減少

▸ 米雇用統計も上振れが続いている状況で、労働市場の底堅さが改めて確認された
▸ FRBは利下げに慎重な理由として雇用の強さを挙げている

 11日(金)|日足:陽線    

トランプ大統領「個別に関税設定した国以外に、一律15~20%関税を検討」

▸ これまで基本の10%関税のみで上乗せ関税が発表されていなかったオセアニアの通貨が一時急落

ドル円は高値圏を維持し週末へ

▸ 参院選での与党苦戦が報じられるなか、円売り圧力が継続
▸ 積み上がった円買いポジションの解消も進行中

あわてんぼうの
カエルさん
あわてんぼうの カエルさん

ボルソナロ前大統領の起訴で、なんでブラジル製品に高関税??

かしこそうな
シカさん
かしこそうな シカさん

ボルソナロ氏は、型破りな言動から「ブラジルのトランプ」とも呼ばれる前大統領。

2022年の大統領選で敗北したんだけど、これを覆そうとしたことでクーデター未遂の罪で起訴されたんだ。

トランプ大統領は「魔女狩り」と強く批判。

今回、米国は関税の理由に「自由な選挙への攻撃」を挙げており、

貿易以外の理由で「トランプ関税」を課すのは今回が初めてだよ。

管理リス
管理リス

今週の相場をまとめると
【トランプ関税強硬化×日本財政悪化懸念でドル円上昇】
でした!

年内利下げ期待は3→2回に後退【定点観測!FF金利先物】

 CMEのFedWatchツールによれば、今週、利下げ織り込みは後退しました。

 以下の画像は上から順に、2週間前1週間前、そして今週末(画像3枚目)のFedWatchです。

 年内の利下げ回数について、今年は米国の関税導入による景気後退懸念から一時は年3~4回が優勢でした。その後、強い雇用統計や、パウエルFRB議長が利下げ慎重姿勢を維持していることを受けて、年内2回が優勢に。次回の7月会合は依然、据え置き濃厚です。

この表は、「いつのFOMCで」「どの政策金利水準が」「どれくらいの確率で織り込まれているか」が分かるツール。
縦軸=会合のタイミング、横軸=金利水準を示します。