【復習】2024-12-30⇒2025-01-03【相場材料とチャート】
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今週の高値は2024年の大納会を迎えた東京市場クローズ間際に付けた158円10銭付近台で、前週の高値にわずか1銭ほど届きませんでした。
今週の安値は大晦日のロンドン市場オープン後に付けた156円ちょうど付近で、これは前週の安値と比べて25銭ほど下でした。
今週の高値と安値を比べると、その差は約2円5銭でした。
前週から高値切り下げ・安値切り下げとなったドル円相場を中心に、今週の相場材料を復習します。
東京時間 TOKYO Session
・米国のカーター元大統領が死去。国葬が執り行われる1月9日の米国市場は休場となる。
目立った材料なし。
東京時間 TOKYO Session
・トランプ・ホテルのエントランスにテスラ車が乗り入れ、爆発した。テロ行為の可能性があると報じられている。また、世界的なサイバーテロも発生。
・中国の財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場の予想を裏切って大幅低下。中国株が売られた。動意が薄いながらもリスクオフに傾き、円が買われた。
ニューヨーク時間 NEW YORK Session
・米新規失業保険申請件数が8カ月ぶりの低水準となり、労働市場の堅調さが確認された。
・ECB理事会のメンバーでギリシャ中銀総裁のストゥルナラス氏が「ECBの主要金利が秋までに2%に引き下げられる」との見通しを示した。足元の政策金利は3.0%であり、ここから合計100bpsの利下げがおこなわれるとするハト派発言に対して市場はユーロ売り・ドル買いで反応。
東京時間 TOKYO Session
・米国のバイデン大統領が日本製鉄によるUSスチール買収阻止を決めたと報じられた。
ニューヨーク時間 NEW YORK Session
・米ISM製造業は総合指数が市場予想を上振れる結果 49.3 だった(予想 48.2、前回 48.4)。項目別に確認すると、新規受注指数と生産指数が伸びて好不況の基準となる50を上回った一方で雇用指数は低下している。総合指数が50を下回るのは9ヵ月連続。
今週の相場をまとめると
【先行き不透明感でドル買い】
でした!
CMEのFedWatchツールで、利下げ織り込み度を確認します。
FOMC前(下の画像1枚目)、FOMC翌朝(画像2枚目)、そして今週末(画像3枚目)の FedWatch を比較します。12月FOMC後にパウエル議長からタカ発言が出たことで来年の利下げ織り込みは後退。PCEデフレータの下振れを受けてわずかに利下げ観測が前進したものの、1月FOMCでは据え置きがほぼ確実視されています。
見慣れないと分かりづらいかもしれませんが、これは「いつのFOMC会合で(縦軸)、政策金利がどの水準になるか(横軸)」について、市場がどの程度織り込んでいるか(何%の市場参加者がそう考えているか)を示す表です。