【復習】2024-12-23⇒2024-12-27【相場材料とチャート】
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今週の高値はクリスマス明けの欧米時間に付けた158円10銭付近台で、これは前週の高値と比べて15銭ほど上でした。
今週の安値は月曜日のオセアニア時間に付けた156円30銭付近で、これは前週の安値と比べて3円10銭ほど上でした。
今週の高値と安値を比べると、その差は約1円80銭でした。
前週から高値切り上げ・安値切り上げとなったドル円相場を中心に、今週の相場材料を復習します。
東京時間 TOKYO Session
・先週報じられた経営統合に関して、ホンダ・日産・三菱自動車の3社が合同で会見をおこなった。
ニューヨーク時間 NEW YORK Session
・米新築住宅販売件数と米消費者信頼感指数が下振れた。
・米耐久財受注は全体では下振れたが、航空機を除くデータ(コア資本財)は堅調。
東京時間 TOKYO Session
・日銀10月会合の議事要旨が公表された。委員の1人の意見として「日米の金融政策の方向性が逆となるもとで為替を中心に市場が大きく変動することも考えられる中、仮に日本銀行の利上げを 契機にショックが生じた場合、長期的にみた金融緩和の調整に支障が 生じる可能性がある点にも留意する必要がある」との記述があるなど、利上げに慎重な姿勢がうかがわれた。
・日銀の『基調的なインフレ率を捕捉するための指標』が発表され、注目度の高い刈込平均が10月の +1.5% から11月は +1.7% に上昇。ドル円は一時的に157円を割り込んで下値を試したが値動きは限定的。
ニューヨーク時間 NEW YORK Session
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東京時間 TOKYO Session
・日銀の植田総裁が経団連の審議員会で講演をおこなった。総裁は「国内経済の目先の大きなポイントは春闘へ向けた動き」「米国の次期政権の経済政策を巡る不確実性は大きい」などと、日銀12月会合後の会見と同様の発言。市場は円売りで反応。
ニューヨーク時間 NEW YORK Session
・新規失業保険申請件数は下振れた一方、継続受給者数は191万件と2021年11月以来の高水準となって強弱入り混じる結果。
東京時間 TOKYO Session
・東京都区部の消費者物価指数(CPI)が発表された。総合とコアについては前年比で加速したものの、コアコアは減速。
・加藤財務相が「投機的な動きを含むか世話市場の動向を懸念」「過度な変動に対して適切な措置を講じる」と、円安けん制発言。一時円買いが強まった。
今週の相場をまとめると
【クリスマスウィークで動意薄】
でした!
CMEのFedWatchツールで、利下げ織り込み度を確認します。
FOMC前(下の画像1枚目)、FOMC翌朝(画像2枚目)、そして今週末(画像3枚目)の FedWatch を比較します。12月FOMC後にパウエル議長からタカ発言が出たことで来年の利下げ織り込みは後退。1月FOMCでは据え置きがほぼ確実視されています。
見慣れないと分かりづらいかもしれませんが、これは「いつのFOMC会合で(縦軸)、政策金利がどの水準になるか(横軸)」について、市場がどの程度織り込んでいるか(何%の市場参加者がそう考えているか)を示す表です。