Daily Acorn|7月18日(金)|木曜~金曜午前を3分で

こちらは月曜~土曜のランチタイムにお届けする(かもしれない)直近相場まとめ「Daily Acorn – 日刊どんぐり」のお試し版です。
シリーズ化するかどうかは未定ですが、ゆるく更新チャレンジ中!
この記事はで読むことができます。

まずは今朝、Xにポストした内容から。
自分のトレードのためにも、前日までの相場材料をおさらいしたり、当日の注目イベントをチェックしたりしています。
平日はほぼ毎朝投稿してるので、よかったらのぞきに来てください!

東京時間 TOKYO Session
■ 豪6月雇用統計が弱く、豪ドル売りに
雇用者数が大幅に下振れ(クリックで詳細を表示)
▸ 新規雇用者数:+0.20万人(予想 2.04万人、前回 -0.11万人 → -0.25万人に上方修正)
▸ 失業率:4.3%(予想 4.1%、前回 4.1%)
▸ 常勤雇用者数:-3.82万人(前回 3.87万人 → 4.19万人に上方修正)
▸ 非常勤雇用者数:+4.02万人(前回 -4.11万人 → -4.30万人に下方修正)
▸ 正規雇用が減少と失業率の上昇でネガティブサプライズ
ロンドン時間 LONDON Session
■ 英6月雇用統計は……
おおむね予想どおり(詳細を表示)
▸失業保険申請件数:+2.59万件(前回 +3.31万件)
▸失業率(ILO):4.7%(予想 4.6%、前回 4.6%)
▸週平均賃金:5.0%(予想 5.0%、前回 5.3%)
▸ 市場の反応は限定的
ニューヨーク時間 NEW YORK Session
■ 米新規失業保険申請件数は……
約3ヵ月ぶりの低水準(詳細を表示)
▸申請件数:22.1万件(予想 23.2万件、前回 22.8万件)
▸継続受給者数:195.6万人(予想 196.5万人、前回 196.5万人)
▸申請件数4週平均は23.6万件と、5週ぶりに24万件割れ
▸ 来月発表の7月雇用統計も堅調が予想される結果
■ 米6月小売売上高は……
予想を大幅に上振れ(詳細を表示)
▸総合:+0.6%(予想 +0.1%、前回 -0.9%)
▸自動車除くコア:+0.5%(予想 +0.3%、前回 -0.3%)
▸ ただし、実質ベースではかげりも(下記吹き出しで補足)
■ ドル円は指標発表直後に149円を付けるも、次第にドル売り優勢に
▸ 方向感を失い148円半ばの揉み合いでNYクローズを迎えた

補足:
米小売売上高の数値は「名目ベース」です。
つまり、モノの値段(インフレ)そのものが上がっていれば、売上高も上がったように見えます。
しかし、実際の消費の強さを測るには、インフレ分を差し引いた「実質ベース」が重要です。
今回、名目の数字は強かった一方で、インフレ調整後の実質小売売上高は、年初から6ヵ月で「プラスは2回だけ」という弱めの内容でした。
見かけほど消費が強いわけではないことに市場も注目しています。
東京市場・前場 TOKYO Morning Session
■ ウォラーFRB理事「7月FOMCで25bps利下げすべき」
▸ 次期FRB議長候補のひとりが、「トランプ忖度」とも取れるハト発言
▸ 米債利回り低下、ドル売り
■ 日本6月全国CPIはコア減速が確認されるも……
コアコアの加速が懸念点(詳細を表示)
▸CPI:3.3%(予想 3.3%、前回 3.5%)
▸CPIコア:3.3%(予想 3.4%、前回 3.7%)
▸CPIコアコア:3.4%(予想 3.3%、前回 3.3%)
(※いずれも前年比)
▸生鮮食品を除いたコアCPIの減速は、定額補助によるガソリン価格の下落が寄与
▸生鮮食品・エネルギーを除いたコアコアCPIは、携帯通信料の影響が指摘される

今週末はいよいよ日本の参院選。
結果によっては為替にもインパクトが出る可能性あり。
円が絡む通貨ペアのポジションは、特に持ち越し注意ですね。