【復習】2024-10-21⇒2024-10-25【相場材料とチャート】

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ざっくり振り返る 今週の相場材料とチャート

今週の高値米小売売上高が発表されたあとに付けた153円20銭付近で、これは前週の高値と比べて2円90銭ほど上でした。

今週の安値火曜日のロンドン時間に付けた149円10銭付近で、これは前週の安値と比べて20銭ほど上でした。

 

今週の高値と安値を比べると、その差は約4円10銭でした。

しっかり振り返る 今週の相場の流れと材料

日々の相場の流れを振り返り、今週の相場材料を復習します。

21日(月) 日足:下ヒゲ陽線

米大統領選でトランプ氏の優勢が報じられており、ドル買い機運が継続。米国の利下げに対する過剰な期待が剥落し、債券が売られた。

時間帯ごとの相場材料

 ニューヨーク時間 NEW YORK Session

・米10年債利回りは 4.22% まで上昇。米国債のボラティリティは今年最高の水準。

22日(火) 日足:★陽線

前夜の流れを引き継いで東京時間はドル買い。151円を付けたあとはしばらくもみ合った。

時間帯ごとの相場材料

 東京時間 TOKYO Session

・27日(日)に投開票を迎える衆議院総選挙において与党が想定以上に議席を減らして過半数割れも視野に入るという報道を受け、政治の先行き不透明感から日本株に売りが広がった。

23日(水) 日足:陽線

新規の大きな材料がないなかで、ドル買いの流れが継続。

時間帯ごとの相場材料

 東京時間 TOKYO Session

・米長期金利の上昇を受け、ドル円は151円30銭台の200日移動平均線を超えると買いが加速。

・日経平均株価は続落。米国市場で半導体指数が下落したことで半導体関連銘柄が売られたほか、銀行株なども下げた。

24日(木) 日足:陰線

ドル円は前日の急騰から一転して調整ムードに。

時間帯ごとの相場材料

 東京時間 TOKYO Session

・週末および月末、さらには日米の選挙や中銀会合といったイベントが控えるなか、前日に約3ヵ月ぶりとなる153円台を付けたドル円は調整ムードに。

・訪米中の加藤財務相が為替相場について「一方的な動きがみられる。緊張感をさらに高めて注視する」などとコメント。

 ニューヨーク時間 NEW YORK Session

新規失業保険申請件数は減少、PMI速報値は上昇しており、一時ドル買いが強まる場面も。

・原油安を受けて米国債に買い戻しが入りドル円は続落。

25日(金) 日足:陽線

東京時間は衆院選の情勢を懸念して株が売られた。海外市場ではドル買いが再開。

時間帯ごとの相場材料

 東京時間 TOKYO Session

・衆院選で与党の過半数割れが濃厚と報じられ、政局不安を懸念して株が売られて債権が買われた。

 ニューヨーク時間 NEW YORK Session

・ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)の業績見通しが市場予想に届かず、株価が 8% 以上下落。

・FRBの利下げペース見直しの観測が高まるなかで米国債は売りが優勢に。10年債利回りは再び 4.2% を上抜けた。

・米債利回りの上昇を背景に米ドルは買われた。

26日(土)

・イスラエルがイランに対して空爆を開始。

今週の相場をまとめると

【新規の材料が乏しく、売る理由のないドルが素直に買われた】

でした!

アメリカの政策金利 織り込み定点観測

 CMEのFedWatchツールで、利下げ織り込み度を確認します。

 今月中旬(下の画像1枚目)、先週末(画像2枚目)、そして今週末(画像3枚目)の FedWatch を比較します。米国の強い経済指標を受けて一時は10%を超えた金利据え置き派がかなり減ってきました。11月会合は今のところ25bps利下げがコンセンサスになっています。

見慣れないと分かりづらいかもしれませんが、これは「いつのFOMC会合で(縦軸)、政策金利がどの水準になるか(横軸)」について、市場がどの程度織り込んでいるか(何%の市場参加者がそう考えているか)を示す表です。